kt-vet’s blog

獣医でリサーチャー目指してます!臨床に生かせる技術、知識を増やそう

研究者を目指す

研究にはテーマが必要ってことで、自分のテーマの決め方をニーズはないですが、ご紹介

大学では、獣医領域の感染症の微生物の人獣共通感染症の細菌の病原性遺伝子と疫学をやっとりました。

ってなことで、対象は細菌、そして、その遺伝子を用いる研究なら、ゼロから始めるわけでもないからいいかなと思い、これに決定!

細菌も世の中には星の数ほど居て、病原性、特徴などなど違うわけで、さらに細菌種を決定する必要があります。これについては、職場でたまたま症例集まったので、Mycoplasma に決定!

この細菌はまあまあメジャーだし、そこまでメジャーすぎる訳でもなく、ライバルも少ないし、知名度もまあまああるので。。。

実際、臨床では結構メジャーで、厄介な病原体で、社会的ニーズもあり、研究対象としては、不足なし

ってなわけで、Mycoplasma の研究を始めるわけですが、次にこの研究のゴールを決めなくてはなりません

ゴールはもちろん「畜産現場でのMycoplasma の根絶」

何をしたらMycoplasma が無くなるのか

健康な動物もMycoplasma を持ってます。でも、実際にはそれらが悪さをしていないから健康なわけで、いるから病気になるような強毒な菌でもない。ってなわけで、細菌以外にも宿主の方も併せて分析をしないといけません。

宿主の免疫と病原体の侵襲性は切っても切れない関係だから、免疫も研究分野に必要になります。

遺伝子だけでは、実際にはわからないので、タンパク質も研究分野に組み込む必要がありますね。。。

Mycoplasma を研究対象に選んだのはそんなに大きな意味はないってことです。たまたま、Mycoplasma が身近であったことだけです。そういうことなので、今後対象の細菌が他の種の菌になることもあるわけですが、、、正直Mycoplasma の基礎知識をつけるのに数年かかってるので、乗り換えするのは相当にしんどいですのでしないと思いますが・・・

でも、Mycoplasma だけでは心配なので、現在、鶏大腸菌症も少しだけしており、これが二兎追うものはうんちゃらなんちゃらにならないよう頑張っていきます。

最後にこれらの研究のお金も考えなくては、、、